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子のいる生活 

旅するアート食人

悩めるナナロク世代

最近よく耳にする「ナナロク女子」という言葉。
元々は、1976年前後に生まれたネット起業家やエンジニアのことを
「ナナロク世代」というのだそうです。
インターネットが身近になった初の世代ということでしょうか。

 

まさに自分の世代であり、気になっていたのでこの記事を読んでみました。

私たちって、管理職になれる? ナナロク女子のキャリア論 〈AERA〉-朝日新聞出版|dot.(ドット)


ちょっと記事とはそれてあくまでも自分と自分の周りの話ですが、考えたことを書いてみます。
 
 
就職氷河期真っ只中ということで、大卒、技術職でも就職が決まらなかった人が何人も。奇跡的にすんなり決まった私も初年度からお給料は数%カット。以来、ずっとカットは続いています。
 
 
技術職ということもあり、女性の先輩で残っているのはバリキャリばかりということはないけれど、家庭を持って細々と働き続けている組か、独身で多少出世、週末は飲み会、休みは海外という独身謳歌組に大別されます。
 
 
最近、そういった5〜10個ほど上の先輩たちの中で管理職になる人が出てきています。その人たちが就職した頃はバブリーで、引く手あまた。説明会でクルーズに連れて行ってもらったり、パーティーが開かれたりなんだりといい思いをたくさんしていたらしいのです。(あくまでうちの職場の話です)
 
就職難の私たちは狭き門を突破しての採用だったので、出だしから置かれた環境も扱われ方も違う。

 
私たちには「いい思い」の経験がない。
なので、常に現実的な上に、過剰に不安を抱えている気がします。
いつ辞めさせられるかわからない、いつ何が起こるかわからない、なんて思いながら働き続け、そんな「とき」に備えてせっせと資格を取得したり、英語を勉強したり。
 
もちろん仕事もそれなりには楽しいし、真剣にやってはいて、やればやるほど、残念な上司達のことを残念に思ったりもする。
一方では、しばらく採用がなかっために後輩がいない期間が長かった。
下っ端期間が長かったので、指示を出すというようなことが苦手だったりもするのです。
なんとなく自信が持てないのは、そこが理由だったりする気がします。
 
 
5〜10個上の先輩たち世代は、就職も軽々とクリア。就職後は順調にお給料も上がり、悲観するような、不安になるようなポイントが少なかったのだと思います。そこは純粋に羨ましくもあり、そういう環境で育ってきた先輩達を見て「甘い」と思わなくもない。
上に立つ人としてどうなの??と思うことは多々あるし、現に、ここ数年どんどん人員が減らされているのだけれど、今までのやり方を続けようとしてキャパを超えて仕事がまわらないことも多いです。


記事とは違い昭和の会社である私の職場は、そんな先輩達を差し置いて出世するということほまずあり得ません。 
なので、管理職になる順番など当分回っては来ません。
仮に回ってきたとしても、前例を踏襲すると、「管理職イコール雑用や人事をする人」という面が強く、戦略を持って経営するとか、大きな改革をするとか、そういうのは現状では難しい。

 
 
つねに不安を抱えてきた私たち。
ナナロク世代にとっては転職するならば今が最後のチャンスとか。
そんなこと言われると考えてしまう。
 
この記事の載っているアエラの中吊りには「40代が買いだ」の大きな見出しが。
ナナロク世代にもまだまだチャンスはあるのかしら。
 

記事では「成功体験がないのが武器になる」「変革に向いている」と。
確かに、先輩たちの前例踏襲なやり方に、こうしたら?ああしたら?という
提案ができることは多いです。
突拍子もないと思われるのか、スルーされることも多いけど・・。


また、私たちの世代は、欲張りでもあるという気はしています。
仕事も結婚も子供も手に入れたい。
どれも上手くやりたいという思いがある。そんな中で、今の管理職の在り方は、欲しい物の姿ではない。

記事の中で小室淑恵さんが言われているように、残業ありきではなく時間内に仕事を終わらせるというような効率的な働き方のようなものは生み出せる気はします。
 

成功体験がない分、変化にも対応しやすいのかも知れません。

これまで自分達が置かれてきた環境をいい風にとらえれば、まだまだ人生挽回できる気がしなくもないです。

 

 

AERA (アエラ) 2014年 2/10号 [雑誌]

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