メディカルイラストレーターは需要があるらしい
今日はJMCA 日本メディカルライター協会のサロンというものに行ってきました。
偶然この会を知り気になったので参加。どんな職種の人たちがいるのかもよくわからず、ちょっとドキドキしながら向かいました。
今日のテーマは「メディカルアートの可能性ープロフェッショナルを目指す人のための新分野紹介」。
医とアートは切っても切れない関係。
有名なネッターの解剖の本なんて美しくてまさにアートです。
メディカルアートといってもいろいろあるわけですが、まずはメディカルイラストレーターという仕事のお話。
この仕事、需要はたくさんあるのだそうです。
主な活躍の場としては、論文・医学書などにイラストを書くようなお仕事。
医学論文を書く際にドクターの書いたシェーマを元にわかりやすい且つ適度にリアルなイラストを書いたり、医学書の中にもイラストはたくさんでてきますよね。
これはイラストレーターとしてのつまりアート側の能力だけでは難しく、十分な医学の知識、特に解剖の意識が必要。
この二つを融合して教えられる機関というのが日本にはほとんどないのだそうです。
数少ない(唯一?)機関の一つである川崎医療大学の教授、レオン佐久間氏が今日の講師。
講義の内容としては、メディカルアートの歴史に始まり、大学での様子、この分野の必要性と人材不足の切実さについて。ホスピタルデザインについて。こちらは、時間の関係でさらっとだけでした。
そして、実習もありました。
レオン先生は主に鉛筆を使って絵を書くということで、まずは鉛筆を使って
頭蓋骨の絵の内部を塗り、練消しゴムによって陰影をつけるというような実習。
絵心皆無の私なので、実習と聞いてドキドキでしたが塗り絵は楽しい!
もう一人実習の講義をされた横田先生はペインターというソフトなどを使われてCGで絵を書く人。
ということでCGお絵かき体験もさせていただきました。
メディカルアートなので、当然対象は臓器。
膵臓と胃を書いて両者を組み合わせるというもの。
胃と膵臓の出会い
タッチペンを使って膵臓の質感を出す操作、楽しかった。
そして、自分で書くことによってリアルに解剖の勉強になる。
医学の知識のある人が、CGに造形力を助けてもらってメディカルイラストレーターとして活躍するというのがいい!と
横田先生はおっしゃっておりました。
今日使用したソフトはなんとフリーソフト。
スカルプトリス
勉強中のPhotoshopと似たような感覚を覚え面白かったので、ちょっと使ってみたいなぁと思っています。
大きい括りでは同じ分野、でも自分の仕事とはちょっと違う。今年はそんなところにも目を向けていけたらなぁと思います。