子のいる生活 

旅するアート食人

ハーグ条約とか渡航同意書とか

海外旅行のほうが国内旅行より安いことなどざらにある昨今。

 
両親が揃っている家庭であっても、母子あるいは父子で海外旅行に行くことなど割と多いのではないかと思います。
 
今回、事情により某国に母子での旅行を計画しているのですが、なんと、パパに渡航同意書というのを書いてもらわないといけないというのです。
 
これは、国外に子を連れて行くのは離婚などが絡んで勝手に子を連れ出すというわけではないですよーということを証明するためのもの。ハーグ条約というものが絡んでいるのだそうです。
 
相手方の国によって同意書が必要かどうか、どの程度の証明が必要なのかどうかというのはまちまち。
ツアーなどで行く場合には旅行会社から提出をもとめられると思いますが、個人の方は必要であるということを知らない場合も多いと思いますので要注意!
↓こちらなどを参考に!

http://www.jtb.co.jp/operate/jyoken/ovsform/minors.pdf

 
私たちが行く予定の国の場合、専用の用紙を記入し、一緒に行くのではないほうの親が公証役場にて公証人の面前で同意書にサイン。
さらにアポスティーユというものが必要でして、この同意書を地方法務局に提出し、外務省の公印をいただかなければならないというのです。
 
 
えぇ!!!そんなに大ごと???
これ、なきゃダメなの??なんとかならないの???
 
と思い調べてみたのですが、なんともスッキリしないのです。
なくても入れるつまり提出を求められない場合もある。求められた場合に持っていないと入国できない。その場で大量の書類を書かされた人がいる。誘拐とみなされて逮捕された人がいる。などなど。
 
面倒な事態を避けるためには用意すべしと解釈し、人生初、公証役場というところに足を踏み入れました。
 
幸いなことに、東京・神奈川の公証役場の場合、その場でアポスティーユもいただくことができるため、手続き自体は1時間ほどで済みました。1万円かかりましたけど。。
 
 
これ、地方に住んでいて、出発まで日がなくて、片親の世帯であったり、シングルマザーだったりするともっと大変ですよね。
行かないほうの親と名字が違う場合には戸籍謄本をとってその国の言葉に訳してもらったものも必要とか。
 
子供を守るための条約なのでしょうが、なんだかやり過ぎな感じが否めないのは、
平和ボケなのでしょうか。

ちなみに・・・
せっかく用意した渡航同意書ですが、必要なかったです。。
何も聞かれず、怪しまれずに入国できました。なんだかな・・・