子のいる生活 

旅するアート食人

便利なものと古きもの ホッチキスのお話

歴史で生きているような国イタリアに行ってみると、日本ってすごいなぁと思いました。

 
例えば、ホッチキス。(え、そこ?)
イタリアではお買い物をした3ヶ所でこんなタイプのホッチキスを使っておりました。

 

マックス ホッチキス プライヤータイプ シルバー HP-10

マックス ホッチキス プライヤータイプ シルバー HP-10

 

 

そもそも日本ではレジでホッチキスが使われることが少ない気がしますが、そこは置いておくとして、このホッチキス、はじめはなんとなくかっこよくも見えたのですが、実際のところ使いにくいと思うのです。
というのも、このホッチキスの不具合のために待たされることがあるようなのです。
 
あるお店では、子が店員さんと絡んだりなどして一緒にパッチンとしていたのですが、えらい固い。芯を替えるのもなんだか大変そうだしムダに大きいし。まぁ、見栄えは悪くないんですけどね。
 
こいつが登場した3ヶ所目のお店が日本人の店員さんだったので、思わず「これ、使いにくくないですかー?」と聞いてみたらやはり…。
「こっちにいると、こういうのでいちいた腹立ちますよ!」とおっしゃっていました。
 
帰国後、たまたま東急ハンズに行ったのでホッチキスコーナーをチェックしてみたら、すげー。
大きさも種類もたくさん。針なしタイプも種類が増えていましたよ。
 
でもね、ホッチキスにそんなに種類いるかね?とも思ったわけですよ。
色違いとか模様違いとか大きさ違いとかいるかね?って。
 
日本にいると、こういうのがあると便利だなぁなんて思うものはしばらくすると産み出されている。前のがまだ使えるのに買い替えたりする。
ピンクを持っているほうがかわいいから!と使えるホッチキスがあるにも関わらず、
また買う。
そこで個性発揮するよりも、内面で発揮したほうがよくない?なんてことまで考えてしまいました。
 
イタリア人だって不便だと感じることはあるのだと思うのです。日本になんて来た日にはカルチャーショックな毎日なんじゃないかなぁと思いますよ。
 
でも、自国になければ昔からあるものを使い続けるのでしょうね。
 
 
どっちがいいかというのは時と場合によると思うのですが、便利に流れ過ぎず、昔からあるものやこだわりのものを大切にする文化も悪くないなぁと感じました。
 
あ、でもホッチキスはかえたほうがレジでの待ち時間が減っていいと思うのですけどね。