子のいる生活 

旅するアート食人

「本の「使い方」」

ライフネット生命の出口さんのご本。

書評ブログも書かれている出口さんは相当の読書好きのようです。

そんな出口さんが、読書はいいよ〜、読書はすごいよ〜、読書しなよ〜、読むならこの辺りからどう〜?と語られている本です。


本は教養を得るための効率的なツール

教養と教育は別物。
教育は生きていくための最低限の武器、教養はより良い生活を送るために、思考の材料となる情報を身につけること。

あ、私には教養が足りない…



教養はどうやって学ぶ?

出口さんは、人、本、旅の3つが教養を身につける術と考えているようです。

中でも、本は最も効率的に教養を得られるツールであると言われています。

理由として出口さんは「本が持つ優位性」を5つ挙げられていますが、読書が一番手っ取り早いですよね。読者は1人でどこででもできて、コストもそれほどかからないのに時空を超えられますもの。
ここに、旅や人を通じた実体験が加わると最強!


読書の方法

出口さんのオススメの読み方は、速読ではなく一語一句追って読む方法。

新しい知識を得たいときには7〜8冊の本を揃え、わからなくても1番分厚い本から一語一句読むことで輪郭を掴み、それから薄い本を読むことで体系化する。

読んだことを自分の中で咀嚼してはじめて教養として身につくと考えられているそうです。

確かに、今どき検索すればなんとなくその本の内容を掴むことはできます。速読で得られるのもそれに毛が生えたくらいのもの(速読のやり方によると思いますが、いまの私はそんな感じです)。一語一句読んで心から腹落ちしたことは忘れなかったりします。


その他、本の選び方や図書館の使い方、本を読む時間の使い方や、古典、歴史書、ビジネス書などの選び方、具体的にオススメの書名なども書かれていて盛りだくさん。


今年後半は本を読む時間が思うようにとれませんでしたが、この本をキッカケに来年はもう少し幅広いジャンルの本を読み漁って、思考に厚みを持たせるつまり教養を身につけたいなぁと思いました。

本を読みたくなる一冊でしたよー。