【 子どもの病気 】 おたふくのこと
子がおたふくに罹りました。
と言うとなぜか笑う人が多いのは、おたふくというネーミングのせいでしょうか。
正式名は流行性耳下腺炎。
ムンプスウイルスというウイルスの感染症です。
多くの場合は耳下腺が腫れるのですが、耳下腺だけでなくほかの唾液腺が
腫れることもあるのだそうです。
マメ知識ですが唾液腺には耳下腺(赤色)、顎下腺(青色)、舌下腺(オレンジ色)があります。
耳下腺だけでも十分辛そうでしたが、これ、全部腫れるとキツイですよね。
完全に顔の輪郭が2重になりますね。
そして、食べることがしんどくなります。
耳下腺が腫れただけでも噛むことがつらくなり、固形物を食べるのは難しかったようです。
ピークの日、うちの子はアイスだけ食べていました。
唾液腺は唾液を出す腺なので、ムダに唾液を出すような行為も控えたほうがいいそうです。酸っぱいものは食べないほうがいいらしい。
まだ腫れの弱い時期、診断の際に先生が、条件反射で唾液を出させてみようと子にレモンや梅干しのことを問うていましたが、それらをそんなに食べたことのないうちの子にはパブロフの犬のように唾液が分泌することはなかったようです。
むしろ聞いていた私のほうがたくさん唾液を分泌してしまいました。
当初、片側しか腫れなかったためドクターの診断を疑ったりもしましたが、見る間に高熱が出て、翌日には対側も腫れてきました。笑っていられないくらい辛そうでしたよ。
熱が下がると親にも余裕が出てきて、恐らくもう一生罹らないであろうと思われるのでおたふく顔の写真を撮ったりもしました。
おたふくの厄介なところは、潜伏期間が長いこと。3週間くらい潜んでいるらしいです。腫れる前3日ほどと腫れてから4日ほどが伝染してしまう時期らしいです。
腫れる前にうつしてしまうのはわかりようがないからもうしょうがないですね。
特に男の人の場合、大人になってから罹ると大事なところが歩きにくくなるほどに腫れてしまうことがあるらしく、小さいときに罹っておいたほうがいい病気ではあるようです。
昔は自然にうつるようにと膨れた顔の子と遊ばさせられたものだとおっしゃっていた先輩もおりましたよ。
ちなみに、予防接種はしてあったのですが、まったく効果がなかった感じです。