子のいる生活 

旅するアート食人

家具を買うならまずは大塚家具へ行こう

新居の家具選びに大塚家具に行ってみました。

大塚家具は高いイメージがあったので、下見のつもり、軽い気持ちで向かいました。

予約なしでも入ることができましたが、受付で担当の方が付いてくださって一緒に回ります。お店ではなくショールームなのでまぁそういうものかと。そうなるとただフラフラ見るというのは難しく、探しているものを明確にし、購入もしくは見積もりをお願いするところがゴールとなります。

ちょっと面倒。しかもオシャレ家具屋では担当はお姉さんだったのに今回はおじさんだし、大丈夫かな?と一瞬不安になったのですが、いやぁ、大塚家具の店員さんすごい!

家具の配置について新たな提案をしていただいた上に、家具についていろいろ教えていただきました。



どこでくつろぐのか?

引越し先は今の住居よりも狭くなってしまうので、コンパクトな家具でまとめる方向で考えていましたし、何人かご相談させていただいたインテリアの専門家の方々にもそのようにおすすめされました。
が、小さめのダイニングテーブルに、小さめのソファを探していますと伝えたところ、それじゃあ、どこでくつろぐの?という話になり。。

家族とはいえ距離感は大事。例えば小さいダイニングテーブルで向き合って座るとなると距離が近くて居心地が悪く、子どもはすぐに自分の部屋にこもるようになってしまうなど、家族がバラバラになる原因となりかねないとか。
人との距離、いわゆるパーソナルスペースというのは、家族であっても70センチは欲しいものなのだそうです。

ソファについても、コンパクトなだけで肝心の座り心地がよくないと、次第に使わなくなり、終いには物置きになってしまうことが多いそうです。
座り心地は大切。座り心地がよくなければいっそのこと置かないという選択肢もあるとまで言われましたよ。



北欧と日本では生活スタイルが違う

新居は北欧風のインテリアにしたいなぁと漠然と考えていました。

北欧テイストというと、木やファブリックを使った温かい雰囲気、傘がついているものやオシャレな照明がぶら下がっているようなイメージがあるかと思います。

まず、あのぶら下がるタイプの照明は、日本人の感覚よりはどうしても暗くなってしまうのだそうです。北欧では家の中はそれほど明るくしません。傘などで電球は見えないようにし照明上部には光がいかないのが一般的。間接照明の灯りだけで過ごすことも多いのだそうです。
これは、子どもの視力のことなどを考えるとあまり現実的ではなさそうです。

そして、北欧では椅子にこだわる。
日本と違って床には座らないので、家にいるときは椅子に座ります。特に冬場は寒いのでお家で過ごすことが多いことから、椅子に座っている時間というのが長くなるのだそうです。
なので、椅子にこだわる。

当然家族は体型が異なるので、合う椅子も違います。ダイニングテーブルを囲むにも家族の各自が「マイチェア」を持つお家も多いのだとか。また、一生のうちに何度も買い替えたりしないので、お値段もあまり気にしないのだとか(ほんとかな…)

ダイニングテーブルに合わせて椅子を選ぶというよりは、座り心地のいい椅子を見つけてからテーブルを選ぶことをオススメされました。



さて、とはいえやはり大塚家具で気に入った家具はお高いです。巨匠と呼ばれるような方の作品も扱っていますしね。

そこで、似たものを探そうとIKEAへも行ってきました。
IKEAは、北欧のニトリだと誰かがおっしゃっていましたが、今まであんなにオシャレに見えていたIKEAが、大塚家具の後に行くと確かにニトリっぽくみえてきましたよ。

あとは懐具合と相談で、妥協するものとこだわるものを考えるといったところでしょうか。

大塚家具の店員さんにいろいろお話を聞いて、家具選びが楽しくなってきたのは事実。

家具にこだわることは、ライフスタイルにこだわることに繋がるのだなぁと思いました。