子のいる生活 

旅するアート食人

2015年度第2回山本雄士ゼミに参加してきました

2015年前期2回目の山本雄士ゼミに参加してきました。

申込が直前になってしまったので、ケースを読めずに参加。
やっぱりケースは事前に読んでいったほうが理解が深まり発言にも繋がると思います。後悔。

ちょうど山本先生のHBS留学時代のブログをまとめて読ませていただいているので「発言」にはこだわりたかったのですが、今回は発言機会ありませんでした。。


今回のテーマは「世界の医療保険制度」。

アメリカ、イギリス、ドイツ、日本の医療制度について比較し、じゃあ日本はどうしたらいいのか?というお話。

日本の医療費は他国と比べると「対GDP比は少なくて寿命が長い」ため、一見悪いところないんじゃない?と数字マジックに騙されそうになるのですが、いやいやそんなことはないんですよね。。
未納者が2割、税金が4割投入されている時点で既にある意味崩壊している日本の皆保険制度。。


フロアからの質問から発展して少し横道にそれて、保険者が儲けるためにはどうしたらいいか、皆保険のメリットデメリットなどについての議論などもあり盛り上がりましたよ。


皆保険の日本ではみんな保険料を払っているわけですが、恐らく働く人のほとんどはお給料から天引きされているであろうし、意識してきる人は少ないのでは?と思います。中の人であるはずの私も仕組みがよくわかっていなかったくらいですし。。毎月いくら払っているのかもわからない。

皆保険でリスクプールがある、つまり規模が大きくなって仕組みが精密になればなるほど「負の外部性を感じなくなる」という言葉が印象的でした。影響が薄まってしまうから自分ごとという意識に乏しくなってしまう。
なるほどなぁと。

ディスカッション前の先生の話も、転職考慮中の自分にはうぅ…と思わず唸ってしまう内容でした。
「そもそも己のポジションを知ってる?」
「自分がはじめるゲームのルールを知ってる?」
グサっ。。


とはいえ、昨年後期に数回ゼミに参加したことで、医療制度についての理解が深まってきていることが実感できました。
先生の質問の意図もみえてきたりする場面もありましまよ。

もう少し自分のいるこの業界について知識をインプットして、自信をもってディスカッションできるようになれたらいいなぁと思っております。