子のいる生活 

旅するアート食人

夜の原美術館でアート鑑賞&ディナー

自宅やオフィスに届く地域限定の新聞「Gradito」。
 
ここで募集していた「原美術館現代アート入門イベント」 に行ってきました。
 
原美術館では現在「サイ トゥオンブリー ×東洋の線と空間」を開催中。
 
お恥ずかしながら、サイ トゥオンブリーさんのことを知らなかった私ですが、20世紀を代表する巨匠なのだそうです。
アメリカ出身ですが、ほぼイタリアに住んでいたトゥオンブリーさん。絵画と彫刻の制作が主だったそうですが、特に絵画が評価され有名な賞をたくさん受賞されているすごいお方。
 
今回の展示は、10年越しでやっと開催された日本初の個展なのだとか。
 
集いが始まる前にひと通り友人と作品をみたのですが、私が現代アートを鑑賞するときに勝手に使っている分類でいうところの「私でも描けるんじゃない?系」
 
タイトルも「無題」とある作品が多く、どう消化していいかわからない。
 
ここは、集いの最初にある原美術館副館長のキュレーターさんの解説に期待!
 
 
キュレーターさんによると、線であらわさしているものが何なのか、想像力を働かせるとよいとのこと。自分が何をイメージできるか感じるか。
線が刺激する想像力と直感の楽しみが魅力なのだそうですよ。
やはり難しい現代アート。。。ザックリいうと「好きにみたらいい!」ということと解釈しました(笑)
 
 
原美術館併設のカフェは、中庭に面した雰囲気のよい空間。ディナーの会場はその横にあるホール(ホールがあるなんて知らなかった!)。そこでスペシャルメニューをいただきました。
 
 
ヴィシソワーズのブラマンジェ。ムール貝がのっています。
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5品をワンプレートで。
量がしっかりあったので、かなり満腹に。
手前から時計回りに、
仔牛のサルティンボッカ、ホタテ小柱のサフランリゾット、スズキのエスカベッシュ、夏野菜のグリルサラダ仕立て、上にのっているのがトリュフバターのバルケッタ
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こちらのカフェでは、原美術館に展示中の作品のイメージケーキというものを毎回作成するのだそうです。今回はこちら。「Proteus」という作品をイメージした桃のムース。
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もととなっている作品を再度見に行き、「ケーキにするならあの作品だろうな…というくらいに、イメージケーキを作りにくい作品が多かったんじゃないかな…」などと余計な心配をしながら、雨の原美術館を後にしました。
 
サイ トゥオンブリーの展覧会は8月30日までです。
 
 
graditoのこちらの企画の参加者は割と年齢層高めでした。1人参加の方もそこそこいたようですし、ディナータイムには抽選会などもありました。
気になる企画があったらまた参加してみようと思いますよ。