子のいる生活 

旅するアート食人

「大地の芸術祭2015」に行ってきました! ②スタンダードツアー北回り のこと その3

まつだいの後は星峠の棚田を車窓から見学。以降、売店どころか自販機すら見かけなかったため、食料、飲み物調達はまつだいで済ませておくといいですよ!!


棚田では少しだけ停車して写真撮影も。

ステキなんだけど、ややインパクトに欠けるかな…

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お次は、「脱皮する家」と「コロッケハウス」へ。

脱皮する家というのは、脱皮するかのように空家の中をひたすら彫刻刀で彫った家。
スゴイですよ、これ。足で踏む感触とかも。
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お隣のコロッケハウスは、同じく空家の中に金属を吹き付けて薄い衣をまとったかのようなたたずまい。

衣感、わかります??

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どっちも完成させるのは大変だったと思われますよ。


ここから先は新作巡り。
いずれも空家を使った作品。

 

まずは、イ・ブルによる昔の診療所を使った「ドクターズハウス」。
鏡張りの不思議な空間。
診察室風のお部屋もオモシロイ。キラキラのイスとか。

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昔からこの診療所に通っていたというご近所のおばあさん達も見学されていましたよ。


続いて「つんねの家」。
かやぶき屋根のふるーい空家の中に、いろいろなものがぶら下がっていたり。あまり書くとネタバレになってしまうのでやめておきますが、かなりシュールな作品。

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最後は「影向(ようごう)の家」と「養蚕プロジェクト」。

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影向の家は、1度に入場できる人数に制限があるため見学に時間がかかります。個人的には新作の中ではここが一番気に入りました。特に2階の煙を使った作品はずーっと見ていても飽きなくて、心が落ち着きます。ただし、頭上注意!


そこから少し下ったところにある養蚕プロジェクトでは初めてみる繭と蚕にちょっと興奮。

これ、カワイイ。

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ツアー鑑賞はこれにて終了。バスは十日町駅まで戻り、そこでダイジェストツアー組と合流し、越後湯沢駅へ戻りました。

 影向の家の入場制限がきいているみたいで、かなり駆け足で進む感じのこのツアー。ゆっくりみたい、写真を撮りたいという人には物足りないかも知れませんが、初めて大地の芸術祭に行かれる方は、1度これらのツアーを利用してから、翌日に好きな作品をもう一度ゆっくり鑑賞してもいいかも知れません。


大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015 公式ガイドブック

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015 公式ガイドブック