大塚国際美術館に行ってきた
話題のスポット、徳島鳴門の「大塚国際美術館」に行ってきました。
まさか紅白で話題になるとは思ってもいなかったのですがおかげでかなり人が多かったみたい。
*紅白で米津幻師さんが歌った場所…
ここがすごいのは作品全てがレプリカであるということ。「大塚」はポカリスエットの大塚製薬さんの大塚。大塚さん、鳴門海峡の砂で精巧な陶版を作る技術を開発。かなり大きなものも作ることができるようになったけど売れなくて、何かに活用したいということから美術品を作ろうという発想に至ったらしい。
全て陶版に描かれているので大きい絵にはつなぎ目があったりします。陶版は劣化もしないらしいのです。
つなぎ目
ニセモノなんて…と思うかもしれませんが、正直、素人目には本物かニセモノかなんて区別つかない。そして、レプリカだからこその良さもあります。
まず、写真OKなこと。海外の美術館なら写真OKなところもありますが、日本の美術館は大概NG。ここは自由です。絵と写真を撮って何になる?という話もありますが、思い出?
そして、触れる。陶版ときくと思わず触ってみたくなって。よく絵の前にある「ここより近づかないで」の線もないし、長傘を持ち歩いている人も普通にいたし(それはどうかと思いましたが…)、有名な作品が急に身近に感じられてよかったです。
今はそんな時代ではないかもですが、学生の頃にここで作品をみて、新婚旅行で本物を見に行って欲しい という思いがあるらしいです。
本物をみたことがある作品もありましたが、こう一気に有名なものをみることで、時代ごとのまとまり感や変遷みたいなものを感じることができてとても良かった。
入場料は大人で3000円超え。高い!との声もあるらしいですが、例えば今(1/15日現在)都内ではフェルメール展とムンク展とルーベンス展をみることができるみたいなのだけど、それを一気にゆったり見られると思ったら。妥当なのでは?
うわさのシスティーナホール。紅白はもちろん、白鵬や水野真紀さんの結婚式などにも使われたらしいですよ。
ランチはレストランガーデンで。「最後の晩餐」を。
「最後の晩餐」は修復前後の両方がみられるのです。ちなんで赤ワインと白パンのセット。お肉やお魚は徳島の土地のものが使われていてなかなかよかった。
せっかくなので、お茶も…こちらはモネの睡蓮の展示がある池がみえるカフェ・ド・ジヴェルニーで。ムンクセット。
睡蓮もよかったですが、館内全体ではゴッホのひまわり推しのようで。ひまわり関連のものがいろいろ。
それもそのはずで、ゴッホのひまわり7作品を並べてみられるのです。
駆け足でまわりましたが、バスまで少し時間が余ったので、館内ツアーについていってみました。やはりガイドさんがいたほうが理解が深まっていいと思う。時間がある方にはツアーか音声ガイドの利用をおすすめします。
徳島駅からのアクセスの悪さだけが残念(路線バスで1時間ちょい)ですが、全体的には大満足。
子供が学校で美術を学ぶようになったら一緒に来たいです。
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